DivX/WMV対応30GB HDDプレーヤー クリエイティブメディア「ZEN VISION:M」

Creative ZENシリーズのクリエイティブメディが縦型ポータブルHDDプレーヤー「ZEN VISION:M」をリリースします。

クリエイティブメディアニュースリリース

Impress AV Watch 週刊デバイス・バイキング

パッと見は、おおざっぱに言えば「iPod 風」。これは手に収まる縦型ならば上半分が液晶で下半分がコントロール部分になるのは自然なことなので。 でも、厚みやコントロール部分のデザインの違いもあるので、実物を見ればそれほど似ていないと感じるかもしれません。（iPod の「輪ッか」はシンボリックですしね）

プレスリリース他から読み取れる範囲で iPod に対する良い点は、週刊デバイス・バイキングでも書かれている通りに対応ビデオフォーマットの多さ、特に DivX4/5 対応。 こういうポータブルプレーヤでビデオを見ようとする人の多くは元々ビデオを扱っていた人で、ならば DivX エンコードのビデオを持ってたり、普段の処理環境が DivX である事が充分に考えられるから。

これから新しくビデオを使い出す人たちは、日本国内のキャプチャボードの殆どは MPEG-2 である事を考えると、MPEG-2 もサポートしているから大丈夫．．なのかな？？ 最大解像度とビットレートが 640×480ドット/2.5Mbps というのは微妙なラインな気がする。 MPEG-1 だと 640×480ドット/1.15Mbps だし...

わたしが所有している MPEG-1/2 ビデオの多くは 720×480ドットで VBR平均 2Mbps（最大 4Mbps）、画質を上げているものは VBR平均 4Mbps（最大 7.5Mbps）だから、たぶん NG ですね。 もっとも、そもそもポータブルプレーヤで視聴する事を考えていないキャプチャ設定だから、そうなっても仕方ない。 あぁ、DivXコンテンツもわたし所有のものは厳しいかも。 クォリティベースでエンコードしているものが多くて、ビットレート制限を越えてるものもあるはず。 ポータブルプレーヤで視聴する事を考えてなくて、DivX Certified Profile を使わなかったしなぁ．．

ZEN VISION:M の MPEG-1/2 対応は、「運がよければ所有しているビデオも視聴できますよ。 もしダメでも豊富な編集環境でビットレートを落とせば大丈夫ですよ」という考え方なのかもしれない。 MPEG-1/2 はハードウェアもソフトウェアも豊富ですしね。 DivX のエンコードプロファイル設定画面も最近のバージョンは非常に判り易くてよいし。 iPod のアピールポイントでもある MPEG-4/AVC（H.264）はその辺がまだちょっとだけ厳しいしのが難点かも。 MPEG-1/2 、DivX対応は良いなぁ...

ハードウェア的には液晶の性能は実物を見てみないとなんとも。満足感は人それぞれだし。 バッテリー持続時間は．．． 公称値はあまり当てにできないからｗ もちろん長ければ長いほどいい。でも、かなり限定的ではあるけども途中で容易に充電できれば使い方次第でカバーできるという考え方もできる訳で。 ケーブル１本持ち歩けば充電できる iPod はその辺は楽だなという印象。 実際、会社や立ち寄ったネットカフェで充電したりするし。 ZEN VISION:M の充電は ACアダプタのみなのかな。 写真を見るとちょっと大きめに見えるのが惜しいところかな。 大きさは iPod 5G/60GB よりも大きくて重たいけどとんでもなく大きすぎて重たい訳じゃないし。

後は iPod でいう iTMS に相当する配信サービスが立ち上がれば面白そう。 でも、iTMS でさえ日本国内ではようやく市場が立ち上がろうとしている状態も同然だから、「ポータブルプレーヤでビデオを見る」というスタイルを普及させるための追い風になるかどうかは、まだまだ未知数かなぁ．． 「文庫本をカバンに入れて持ち出す」くらいの容易さが提供できれば充分にいけると思うんだけど。

とりあえず iPod のタッチセンス式のパッドは最強だと言いたいｗ 薄手のシャツくらいなら胸ポケットに入れたままシャツの生地の上からなぞってボリューム調節できるのがたまらなく便利。 その状況だとアースの関係なのか、たまに反応が鈍いけど、でも充分に良い。

タッチセンスか... EWI はやく欲しいなぁ。