livedoor blog のトラックバックスパム防止策

livedoor blog が 来年1月10日から新しいトラックバックスパム防止策を実施します。

年末年始を写そう！livedoor ピクスリニューアル、トラックバックスパム防止につきまして

今まで、トラックバックによるスパムを防ぐためにいくつかの施策を行ってまいりましたが、2006年1月10日より、トラックバック元の記事にトラックバック先のブログURLが含まれていない場合、受付を拒否する仕組みを導入します。

この記事には上記の libedoor blog 開発日誌の記事への URL が含まれて居ますのでトラックバックを打ち込む事が可能。 でも、記事への URL が含まれていなければトラックバックを拒否される、という事。

これはなかなか強い制限ですね。

トラックバックスパムのトラックバック元記事が打ち込み先の URL を含む事はそうそう無いので防止力はかなりあるでしょう。 でも、スパムでない正当なトラックバックにも強い制限がかけられて、なんともすっきりしない。

トラックバックを打ち込む状況は、打ち込み元記事と打ち込み先記事の執筆タイミングの時系列関係によって２ケースあります。 簡単に言えば下記。

1. 打ち込み先記事が先に書かれていて、その後に打ち込み元記事が書かれる。
2. 打ち込み元記事が先に書かれていて、その後に打ち込み先記事が書かれる。

1.のケースは、ちょうどこの記事の状況です（libedoor blog 開発日誌へはトラックバックを打ち込む気はありませんが）

記事を書き起こすそもそものきっかけはトラックバック先の libedoor blog 開発日誌上にありますので、少なくともそこにトラックバックを打ち込めばトラックバック先の記事を中心として、興味を持った人が直接あるいは間接的に自分の記事へ到達する道しるべを提供できる。 中心となる記事（libedoor blog 開発日誌）があるので、当面はこれで充分。

問題は 2. のケース。

例えばこういう状況だとどうだろう。

大手家電メーカ Ａ社が話題の新製品 mp3プレーヤを発売開始。 木管猫はさっそくそれを入手したものの、あちこちの blog では「ハングアップする」「データが転送できない」と不具合を報告する書き込みが続出。 木管猫も不具合に遭遇するが、ちょっとした設定を変更すると回避できる事を発見し、それを自分の blog に記事として掲載した。

木管猫は、自分が発見した事を広く知らせようと考えたとする。 そのままだと自分の blog を読んだ人にしか知らせることが出来ない。 まずは判りやすい記事タイトルを付けてから主要な ping サーバに更新 ping を飛ばすでしょうね。

pingサーバに通知しただけでは、ping サーバと連動する検索サイトで能動的に検索した人にしか知らせることが出来ない。 次に考えるのは、同じ話題を扱っている blog や掲示板を検索サイトで探して、中心になりそうな所を１箇所ないし複数の箇所を選んで自分の記事の存在を知らせること。

複数の blog を選び、もしもそれが livedoor blog だったりすると、それらの URL を自分の記事の中に埋め込まなければならない。

既に書き上げた記事の中で、どういう文脈でそれらの URL を書けばいいのだろう？ 文脈に少しのこだわりを持つ人は、苦労すると思いますよ～。

知らせるという行為を考えれば、トラックバックではなくてコメント欄に書けば充分。 でも、トラックバックって「あなたとあなたの記事の読者に対して有用な情報はここにありますよ」という事を通知する機能。 義理や儀礼でやりとりする（本来の目的から遺脱した）トラックバックとは異なる、本来の用途で使用したいのに使えないというのはおかしな話。

もっとも、能動的にトラックバックを複数打ち込んでまで知らしめる必要がある情報は、本来の目的がどーのこーのと考えずにコメント欄を使ってでも知らせるべきだろうから「できない」訳じゃない。 だから致命的でもなんでもない。 でも、勝手が悪いよなぁ．．そこまでしてでも止めなければいけない状況こそを悲しむべきなのだろうなぁ。

あ、あさりさんやはせけんさんの所にトラックバックを打ち込む時に URL が必要だから覚えておかねば。