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レンタルマギカ #03 ~ 神々の禊ぎ [芸能とか映画とかテレビとか]

レンタルマギカアニメ第3話「神々の禊ぎ」
下地となった原作小説は文庫本「レンタルマギカ 魔法使い、集う!」の「魔法使いと夏祭り」

神道寄りのエピソードなのだけど、結構好きなお話しだから楽しみにしてたのだ。祝詞、そしてタマシズメの舞がどう描かれるか。 それに、後々の鬼の事件への複線にもなるエピソードだし。

さて、冒頭は幼き少年と少女による祈りの儀式から始まる。 あ、神降ろしだから、祈りとはちょっと違うか。 原作では描かれていないシーンなので、見たときは「およよ?」と思った。 これ、鎬と諸刃が10年前に失敗した儀式のシーンなのだけど、なんというか幼すぎるような感じがする。 二人の年齢は描かれていないから何ともいえないけど、見た目で10歳前後に見える...って、みかんだって小学3年生で巫女やってるんだから、物語的にはアリなのかw 神道系だから血統が特に重要なのだし、年齢は関係無しだな。

うん、1話でも2話でも感じたけど、背景美術が良いなぁ。 光というか明かりの加減も、雰囲気が出てて良い。 劇場作品かと思うくらいに良い背景もある。 画は..たまに微妙なカットがあるけど悪すぎることはない。 充分だと思う。

でも、祝詞が。 みかんの祝詞が完全に書き直されて、節回しが普通の祈り言葉になっている。 確かに原作の通りだとアフレコが地獄w だろうから現実的な解だとは判るんだけど... うう、残念。 仕方なしか。

10年前でも今と変わらぬ風貌の影崎ww ある種、出オチww

そして、アディリシアが突然登場。 なぜか <アストラル> 事務所内に普通に居るw 初見&勘が良い人の中には、なぜ他の魔術結社の事務所に普通に出入りしてるんだと不思議に感じる人が居るかも。 原作だとこの3話の夏祭りの事件の時点でオズワルド事件も錬金術師の事件も終わっていてアディ は <アストラル> 関係者なので、特に不思議でもないのだけど。

でも、アニメでは結社同士の対向・対立の描写はまだあまり強くないし、この時点ではクラスメイト的な描写の方が印象強いかもしれないし(わざわざ制服で登場している点もそういう方向に働くかもしれない)そんなに違和感はないのかな。

どうなんだろ?

ま、あまり深く考えないのが一番、一番w

何気に <ゲーティア> という結社の話しとか、協会による格付けがあって <ゲーティア> は AAA、<アストラル> は CCC とか、さっくりと説明してたり。 要するに、歴史ある一流の <ゲーティア> と首領のアディリシア、一方経営に難アリな <アストラル> という位置づけが伝われば OK なくだり。

黒ぶちの青龍、三毛の朱雀、白毛の白虎、黒毛の玄武、描写が素晴らしい。 ネコが正座してるぞ。(メインの女性キャストがちょうど4名でぴったり分担できるんだな。玄武は..頑張ってw) 猫屋敷は案の定、すっかり色物キャラ扱いだ。

うん、鬼の事件への複線となる重要なセリフもちゃんと出てきた。 全24話で、前半1クール目のクライマックスが竜の事件、後半2クール目のクライマックスが鬼の事件という所かな。 合間に錬金術師の事件と星祭りまで入るかなぁ...なんとかやって欲しいなぁ。

さて、当3話後半戦。 うう、尺が20分程度だから無理かと思っていたけど、やっぱり鎬と建御名方神(タケミナカタノカミ)の剣戟が無い。 かと言って2週かけるには短い話だし。

そして、タマシズメの儀が舞じゃない。

空気を研ぎ澄ます鈴の音、見るものの心を奪う巫女の舞。

映像化が無理なのか。 それとも地味だからテレビ向きじゃないのか。

ううう...orz

ま、こういうものだと思えば、なんとかw

全体を通して考えると、悪くなかった。 うん。 原作世界をもっとゴチャゴチャに変更されている作品に比べれば、全然良いよw

時系列シャッフルなので、初見だと意味不明なのは諦めるしかないかも。 原作刊行順だと、いきなり長編だから作りにくい点があるのだろうと思う。 小説だと自分のタイム感で読み進められる上に戻って読み返すことが出来るけど、アニメは録画しないと、それ出来ない。 冒頭で一気に掴むためには、まず短編を重ねて..という選択なのだろうと想像してる。 リスクの高い選択だとも、思うけど。

なんとなくだけど、TV放送ではなくて DVD で一気連続で見た場合は、その辺の不満は少し違ってくるような気がするなり。 (と言っても1巻で2話収録だから、あまり効果は無いか?)

用語とか背景が判らない場合は公式サイトとか Wikipedia を見ようw 角川公式サイトPC向け・モバイル向けには、物語の中で各エピソードが何時の出来事なのかを時系列で整理するページもあるし。


さて、次は第4話「ひとりじゃないから」
下地となるエピソードは文庫本「レンタルマギカ 魔法使い、集う!」の「魔法使い、貸します!」のはず。 すわなち黒羽まなみのエピソード。 1話で障子に影が映らなかったり3話で鳥居をくぐれなかったりと、妙に謎めいた部分を持っていたお茶くみ少女の正体が明かされるのである。

そういえば、モバイル向けサイトを見ると、いつきとアディリシアが初対面したアニメ第2話は時系列的には2番目になってるんだよね。 あれよりも先行する話って、原作には無いような気がする。 もっとも、原作冒頭にあった穂波の帰国の話しや、いつきの父・司が行方不明で <アストラル> の経営権譲渡などの描写がまだ行われて無いので、それが候補にはなるだろうけど...いまさら、どう仕上げて組み込むのか想像できないw 完全オリジナルになるのか、それともアレンジされるのか。 原作発表順で言えば、アニメ次週第4話の下地になる「魔法使い、貸します!」が最初に発表された短編なんだけど...アディリシアは出てこないし、矛盾は生じにくいといえば、そうなんだけど。

期待と不安でオロオロしてしまうなw


レンタルマギカ #02 ~ 魔女の誓い


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